プラント工事を行うには、現場調査、図面化、溶接は欠かすことのできないプロセスです。しかし、まだまだ現場での手作業に頼っているのも事実。実際に図面を貰っても、アップデートが欠かせない工場では、図面が実際とずれていることも多く発生します。歴史の長い工場になると元の図面が原本でしか残っておらず、それらをデータ化するには結局一から書き直しということもあります。エフライズでは、3D空間スキャン、モデリングプロセスも短縮し、今後プラントのアップデートを想定してデータ作成を行います。
溶接作業も同様、現場では手作業に頼っています。優秀な溶接工には仕事が集中し、溶接工は「もっとお客様に貢献したい」と思う人も多い。しかし、溶接を多くやろうとしても時間がかかり、仕事が集中。作業量の多さが新たなチャレンジをする余力まで奪ってしまう。これでは優秀な人から業界を離れてしまいます。このような悪循環構造を防ぐためにも、私たちはテクノロジーを利用した自動化に積極的に取り組んでいます。
溶接の自動化は、実は昔から様々な試みがあり、溶接部位ごとの自動溶接機は既に存在します。しかし、配管工事には様々な部材や結合パターンが存在し、それに伴い何度も自動溶接機にセットをする必要があり、大量生産以外においては自動化が進んでいないのが現状です。そこで我々は大手メーカーと協働で、溶接専門家の技術監修の下、長年の溶接技術の蓄積と、最新のセンシング技術、マテハン技術、ロボットを融合し、多機能自動溶接装置の開発し実際に多くの成果を上げています。
また、溶接だけでなく様々な機器の組立を予め工場で行うユニット化を行い、現場での設置をしやすくするだけでなく、組立場所・材料保管場所の削減、組立スケジュールの多重化、設置スケジュールの短縮化を図っています。それにより効率的且つ安全な工場建設を実現しています。
このようなテクノロジーを用いた自動化、プロセスの見直しによる工程の効率化、短縮化。これらはデータに基づいた自動化そのものです。私たちは豊富な経験とデータによる最新のテクノロジーを用い、品質の良い製品、工事を実現して参ります。